ロボット支援手術について

ロボット支援手術について

  愛知医科大学病院では2012年5月に内視鏡手術支援ロボットda(ダ)Vinci(ヴインチ)S(米国インテュイティブ・サージカル社製)を導入し、前立腺癌に対する根治的前立腺摘除術(RARP)を開始いたしました。

da Vinci Sはロボット部と操作部、助手用のモニターなどで構成され、ロボット部には先端に鉗子やメスなどを取り付ける3本のアームと1本のカメラが装着されています。術者はケーブルでつながったコンソール(操作台)に座り、中に映し出される3D画像を見ながらアームを操り、患部の切除や縫合をします。
da Vinci Sを用いたロボット手術のメリットとしては以下のことが挙げられます。

(1) 傷口が小さく、低侵襲で手術後の痛みも少ないことから回復が早く、早期退院が可能です。
(2) 術者は鮮明な3D画像下で手術を行うことができ、奥行きのある、しかも拡大された画像によって、今までとは比べものにならない精緻な手術が可能となり、従来の手術に比べて出血も少なくなります。
(3) 人間の手首以上の可動域があり、手ぶれのないスムーズな操作で複雑な手術操作が可能であり、前立腺癌術後に問題となる尿失禁の回復も早くなります。

当院においては2015年10月に手術支援ロボット最新機種 da Vinci Xiを導入しました。
この機種は従来機種と比較し、さらに優れた操作性と視野を持ち、手術を受ける患者さんに大きなメリットがあると考えております。

 


 当院においては2012年5月に第1例目のRARPが施行されて以来、300例以上の治療実績を積んできております。さらに、2014年7月からは、患者さんに一部費用をご負担いただく自費診療の形で膀胱全摘除術 (RARC)、腎部分切除術(RAPN)にも適応を拡大しており、患者さんのニーズに応えるべく、尽力しております。現在、愛知医科大学泌尿器科にはロボット手術免許取得者が8名在籍しており、そのうちの少なくとも1名が平日の外来診療に必ず携わる体制をとり、患者さんが受診日で迷われることのないよう配慮させていただいております。ご不明な点やご質問のある方は、泌尿器科外来にご遠慮なくお問い合わせください。

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