前立腺癌病理研究について

前立腺癌病理研究について

現在、前立腺癌の診療においては、臨床的に予後に影響しないとされる癌の過剰診断・過剰治療が問題となっています。過剰治療に対する対策として、PSA監視療法を行う試みや、局所療法 (focal therapy) の研究が行われています。しかしながら、どの様な患者がこれらの方法を安全に行えるかについて、現在までにはっきりとした診断基準やプロトコールはありません。

我々は講師金尾、医師梶川を中心として前立腺全摘標本の3次元解析から、これらの問題解決に有用と思われる生検法を臨床で行っております。また、生検標本や前立腺全摘標本を病理学的、3次元的に解析することによって、前立腺癌の過剰診断・過剰治療を安全に回避できる、前立腺癌の新しい診断体系を提案することを目標に研究を行っております。

【論文】

Kanao K, Eastham JA, Scardino PT, Reuter VE, Fine SW. Can transrectal needle biopsy be optimised to detect nearly all prostate cancer with a volume of ≧0.5mL? A three-dimensional analysis. BJU Int. 2013 Nov;112(7):898-904.
Kanao K, Komori O, Nakashima J, Ohigashi T, Kikuchi E, Miyajima A, Nakagawa K, Eguchi S, Oya M. Individualized prostate-specific antigen threshold values to avoid overdiagnosis of prostate cancer and reduce unnecessary biopsy in elderly men. Jpn J Clin Oncol. 2014 Sep;44(9):852-9.

 

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